第36回 農薬製剤・施用法シンポジウム【1】|ビーズミルを用いた高効率な農薬分散
ビーズミルとは
ビーズが充填された粉砕室にスラリーを供給し、ディスクの回転で撹拌を行い、粉体をサブミクロン・ナノオーダーまで微粒子化する機械です。
大量循環運転について
Fig.1 Differences in Particle Size D50
by Amount of Slurry
Fig.2 Differences in Particle Size D90
by Amount of Slurry
処理量により、粉砕速度が変わってしまう。 同一のスラリーを作るためには、循環回数を増やさなくてはならない。
パス運転について
1.5μmの粒径を得るには…
パス運転
1.5パス相当
パス回数で粒径を管理するため条件の変更が必要
1.5パス相当
パス回数で粒径を管理するため条件の変更が必要
大量循環運転
ミル内滞留時間約10分
処理時間で粒径を管理するため、任意の粒径を得やすい
ミル内滞留時間約10分
処理時間で粒径を管理するため、任意の粒径を得やすい
農薬の分散
粗大粒子が多く、ビーズミル内で詰まりやすい
品質管理上の温度制限が存在するため、運転条件が限られる
それでも生産効率を上げるには・・・
スラリーの高濃度化に可能性がある |
高粘度スラリーの処理例
Fig.4 The Difference of Particle Size
for Different Concentrations of the Slurry
炭酸カルシウム 濃度5~75% 75wt%高濃度でも粉砕が可能。
Fig.5 The Difference of Reaching Particle Size
for Different Concentrations of the Slurry at 120 min
120分における各濃度での到達粒径の比較
横軸:炭酸カルシウムの濃度、縦軸:到達粒径
炭酸カルシウムでは、25%が粉砕に最適な固形分濃度である。
お客様が扱われている農薬でも、粉砕に最適な固形分濃度が存在する可能性があります。
生産量の比較
Fig.6 Differences of Manufacturing Efficiency
by the Difference of Concentration
高濃度化により、生産効率を上げられる可能性がある
BUT 高濃度化に伴う発熱、増粘が問題となる
by the Difference of Concentration
高濃度化により、生産効率を上げられる可能性がある
BUT 高濃度化に伴う発熱、増粘が問題となる
アイメックスのビーズミルNVMなら、その問題を解決します