ナノ分散の事例~粘度とビーズ径の関係~
粘度とビーズ径に注目
使用機種 | アルファミルAM-20L型 連続式ビーズミル |
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処理物 | 酸化チタン・炭酸バリウム |
ビーズ | φ0.1mmジルコニアビーズ |
周速 | 11m/s |
粘度 | 100mPa・s以下 |
使用機種 | アルファミルAM-03S型 連続式ビーズミル |
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処理物 | カーボンブラック |
ビーズ | φ0.3mmジルコニアビーズ |
周速 | 11m/s |
粘度 | 約500mPa・s |
この2つの処理事例から、粘度が上がるとビーズ径も上げていることが分かるかと思います。右側のカーボンブラックの事例では、粘度が500mPa・sあるため、ビーズ径はφ0.3mmを使用しています。高粘度処理の場合、φ0.1mmではビーズ分離が難しく、ビーズの運動エネルギーロスによる強度低下が懸念されるからです。
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