ビーズミル、3本ロールミル、湿式粉砕受託加工、押出成形付帯装置のアイメックス

menu
HOME > 技術情報 > ナノ分散の事例~分散剤量の検討~

技術情報

ナノ分散の事例~分散剤量の検討~

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ナノ分散の事例~分散剤量の検討~

分散剤の量を検討(酸化チタン)


使用機種 RMB-01型
処理物 酸化チタン
スラリー 10wt%水系スラリー
ビーズ φ0.1mmジルコニアビーズ
周速 3.1m/s
分散剤量の検討


上のグラフは、ある分散剤を加えて処理した酸化チタンのD50粒子径を処理時間ごとに示したものです。分散剤濃度を1.5%で開始して処理するとD50の粒子径が落ちますが、100nmあたりで再凝集してきます。途中さらに9%追加するとまた粒子径は落ちますがまた凝集傾向があります。ここでさらに追加すると急激にまた落ちて、粒子径が15.8nmまで処理できました。1次粒子径が15nm弱の酸化チタンなので、おおよそ一次粒子程度まで分散ができているということになります。

では、最初から分散剤を12%加えて処理をするとどうなるのでしょうか。
その結果は以下のグラフです。


分散剤12%加えたグラフ

最初から分散剤を12%で処理をすると、再凝集傾向もなく15.6nmまで処理できます。
目標粒子径が小さければ小さいほど、分散剤の量を増やさなければなりません。

>次の記事「3-3.ナノ分散の事例~粘度とビーズ径の関係~」
>前の記事「3-1.ナノ分散における支配的因子はスラリー配合」

こちらの記事もおすすめです

3-1.ナノ分散における支配的因子はスラリー配合

ナノ分散の事例を紹介するにあたってお伝えしておきたいことは…

3-3.ナノ分散の事例~粘度とビーズ径の関係~

この2つの処理事例から、粘度が上がるとビーズ径も上げてい…

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

お問い合わせお待ちしております

■ 製品の詳細な仕様が知りたい ■ 処理テストをしてみたい
■ 製品の概算価格が知りたい ■ レンタルをしてみたい
■ とにかく話を聞いてみたい ■ 処理実績があるか聞いてみたい

電話でのお問い合わせ

東京営業部:048-930-6140
大阪営業所 : 06-6338-6551

フォームからのお問い合わせ

お問い合わせはこちらから