ビーズミル・3本ロールミル試作テスト|分散・粉砕条件の最適化をお手伝いします
ビーズミル・3本ロールミル試作テストの概要
「この材料、本当にうまく分散できる?」「他社機との違いを実感してから導入したい」
そのような課題は、実機によるビーズミルの試作テストで解決できるかもしれません。
アイメックスでは、お客様の材料・目的に応じて、最適なビーズミル条件の検証を行う試作テストを常時受け付けています。
アイメックスで試作テストを行うメリット
お客様にとっての最善策を考えます。

試作テストを始めて60 年以上の蓄積データを活用しながら、ビーズミル処理結果を弊社の技術員が分析し、お客様のご要望に合わせた機種や処理に対するご提案を致します。
豊富な測定機でスラリー評価が可能

分散良し悪しの評価は、1つの測定機で決定するのは困難であり、複数の特性評価から総合的に判断が必要です。当社では、粒度分布と粘度測定に加えて詳しくスラリーを評価できる測定機をそろえています。
試作テストの流れ
STEP1 お問い合わせ
お客様よりテストのご希望をお電話、FAX、webサイトにて承ります。
STEP2 テスト内容の確認
弊社の「試験依頼書」に基づいてテスト内容の確認をさせて頂きます。
STEP3 お見積提出
テスト費用のお見積を提出致します。
試作設備・評価体制について
試作テスト機のご案内
横にスクロールしてご覧いただけます。
製品名 | SHM型 | ディスパージョンアルファミル | Neo- アルファミル |
イージーナノ | スタートラボ | ニュー ビスコミル |
イージーロール |
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機械外観 | ![]() |
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用途 | 生産 | 研究開発/生産 | 研究開発/生産 | 研究開発 | 研究開発 | 生産 | 研究開発/生産 |
特長 | 高吐出運転 | 小径ビーズでの処理が得意 | 高品質ナノ粒子生成/粗大粒子低減 | 少量・簡単 30mL~ 一度に多種類の試料を処理可能 |
高粘度・高濃度対応 | 高粘度・高濃度対応 | 高粘度・高濃度ペースト |
使用ビーズ径 | φ0.1-2.0mm | φ0.03- 0.5mm |
φ0.03- 0.3mm |
φ0.03- 2.0mm |
φ0.3- 2.0mm |
φ0.5- 2.0mm |
ー |
ビーズ分離 方式 |
遠心分離+スクリーン | 遠心分離 | 遠心分離 | 別工程分離 | ギャップセパレーター | ギャップセパレーター | ー |
運転方式 | 循環運転・ パス運転 |
循環運転・ パス運転 |
循環運転・ パス運転 |
バッチ式 ※オプションで循環可能 |
循環運転・ パス運転 |
循環運転・ パス運転 |
ー |
モーター容量 | 2.2-75kW | 2.2-37kW | 5.5-37kW | 0.75kW | 0.75kW | 5.5-22kw | ー |
試作テスト後のスラリー評価について
分散状態の良否は、単一の測定結果だけでは正確に判断できません。複数の評価項目を組み合わせた総合的な観察・判断が必要です。試作テストで得られたスラリー(分散液)については、「粒度分布」と「粘度」の標準測定に加えて、オプションで「粉体の形状」「分散安定性」「粗大粒子数」「比表面積」といった項目も追加測定することができます。多角的にスラリーを評価することで、より正確な状態を把握できます。
評価に使う測定装置一覧
粒度分布測定器
レーザー回折・散乱法(LD)

測定範囲 | 0.01~3500μm |
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必要量 | スラリー1~3mL程度 |

測定範囲 | 0.02~2800μm |
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必要量 | スラリー1~3mL程度 |
動的光散乱法(DLS)

測定範囲 | 0.0003~10μm |
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必要量 | スラリー1~3mL程度 |

測定範囲 | 0.0008~6.5μm |
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必要量 | スラリー1~3mL程度 |
粘度計
B型粘度計

ローターと呼ばれる回転子を液体に浸し、
モーターで回転させて流動抵抗を測定します。
簡易的に幅広い粘度域の測定が可能です。
測定範囲 | 200~8000000mPa・s |
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必要量 | スラリー100mL |
E型粘度計

円錐平板型のプレートを用いて、
少量のスラリーで粘度を測定します。
チクソトロピー流体の流動特性の測定に適します。
測定範囲 | 0.6~176200mPa・s |
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必要量 | スラリー3mL |
走査電子顕微鏡(SEM)


粉体の形状等を確認したい場合に適しています。
二次電子像 | 倍率×10~30,000倍 |
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加速電圧 | 5~15kV |
必要量 | 測定物(粉体)1g程度 |
遠心沈降方式分散安定性評価測定装置
スラリー原液を、遠心沈降法によって微小~粗大まで測定し、沈降速度分布を得ることができます。
その分布からスラリー原液での分散性の比較ができます。

測定領域目安|10nm~100μm
■特徴
- 希薄系から濃厚系までスラリー中粒子の沈降速度分布を測定できます。
- 希釈を必要としないので、原液での評価が可能です。
- 幅広い温度域での測定が可能(4~60℃)
■このような場合におすすめです
- 凝集するので希釈したくない
- LDやDLSの測定では評価が困難なサンプル
■ご準備頂くもの
対象測定物と比較用のリファレンス品(スラリー)
■アプリケーション事例
各種インク、化粧品、セラミック材料、電池材料、など(有機溶剤スラリーも対応可能)
■測定事例
TiO2+BaCO3スラリー
個数カウント方式 粒子径分布測定装置
レーザー回折・散乱法(LD)、動的光散乱法(DLS)では測定できない粗大粒子の個数を測定することができます。

測定領域|0.5μm~400μm

グラフでは、スラリー10mL中に0.5μm以上の粒子が
何個あるかを分布化しています。
■特徴
- ひとつひとつの粒子を検出する個数カウント方式で、一般的な 粒度分布計では検出困難な低濃度の粗大
(凝集)粒子の観察に活用出来ます。 - 水系だけでなく有機溶剤中の測定も可能です。
■このような場合におすすめです
- 粗大、凝集粒子の有無を知りたい
- 粗大側の分布を知りたい
■ご準備頂くもの
対象測定物と比較用のリファレンス品(スラリー)、希釈溶媒(1~2L/1点)、洗浄溶媒
■アプリケーション事例
電池材料、セラミック材料、各種インクなど
比表面積計
スラリーを粉体化させ、ガス吸着方式の多点法で吸着等温線を測定し、比表面積を算出します。

測定領域|0.01㎡/g~
試作テスト結果と資料
試作テスト結果のご報告例
試験報告書
・試験内容、結果、考察、まとめ、粒度分布測定結果
(ビーズ径・濃度・添加剤比較、スケールアップ結果、ビーズミル処理効率結果)
ビーズミル処理結果を弊社の技術員が分析し、お客様の
ご要望に合わせた機種や、処理に対するご提案を致します。
※3本ロールミルテストに関しては、記録書のみの提出となります。
試作テスト場所ご案内

草加工場内 研究開発センター
〒340-0831 埼玉県八潮市南後谷62番地
東武スカイツリーライン「草加駅」 東口より徒歩15分
試験依頼書サンプルダウンロード(ビーズミル・3本ロールミル)
テストを実施する際には試験依頼書の内容を確認させて頂いております。以下の試験依頼書サンプルのpdfファイルをダウンロードして記入頂き、web問い合わせの際に添付して頂けるとスムーズにテストをご案内することができます。
試作テスト関連 資料ダウンロード


評価サービスのリーフレット(A4縦4P)が無料でダウンロードできます。
試作テストご依頼フォーム
処理の可否、料金、日程の調整などお気軽にお問い合わせ下さい。