処理物が目標粒径に到達しない
お客様の課題
あるところで粒径が飽和してしまい、目標に到達しない。
アイメックスの解決提案
条件設定での解決
粒子径の大きさが頭打ちしてしまっている場合、以下のことが考えられます。
- ビーズ径が適切でない
- 周速が適切でない
ここで適切なビーズ径を探すために3つのビーズ径を試した処理事例をご紹介します。
ビーズ径の検討
D50値のグラフ
D99値のグラフ
(処理物)無機物粒子
φ2.0mm、φ1.0mm、φ0.5mmのビーズ径でビーズミル粉砕処理を行った。
ビーズ径 | D50 | D99 |
---|---|---|
φ0.5mm | 〇 目標達成 |
× 「強度」不足。 粗粒が砕けない。 |
φ1.0mm | 〇 目標達成 |
〇 目標達成 |
φ2.0mm | × 「強度」不足はないはずだが、細かくならないので「頻度」不足 |
× |
以上の結果により、この処理粒子にとってはφ1.0mmが適切なビーズ径であると判断できます。
【関連ページ】
ビーズミル使用の手引き「諸因子~ビーズミルの処理は強度と頻度で決まる~」
https://www.aimex-apema.co.jp/case/2019/07/03/116
ビーズミル機種選定での解決
イージーナノ RMBⅡ


前述したように、ビーズミルの粉砕・分散処理において、ビーズ径や周速を数種類試すことが、最適な粉砕分散処理への近道となります。その場合、ビーズミルに求められる条件は、
- 手軽である
- ビーズ径の制限がない
- 少量から処理できる
となります。
これらの条件を満たすのが、イージーナノRMBⅡです。
イージーナノは、ポンプを使用しないバッチ式というシンプルな構造のため、送液トラブルがなく手軽に使用できます。また、ビーズ径の制限もないため、幅広い検討ができます。30mLから処理が可能なため、高価で希少な試料の粉砕処理にも最適です。
このように、ビーズミルの処理条件を検討する際には、イージーナノRMBⅡがおススメです。
ビーズミルの処理では、運転条件や配合などで処理結果が変わります。実際に処理できるかどうかは、テストやレンタルでお試しください。 ご希望の方は、以下よりお気軽にお問合せ下さい。