nanotech2017【2】迅速な実験
ユーザーが設定可能かつ結果に影響を与える因子
雑に絡むビーズミルの性能因子|どのように条件を決定するか
こちらの記事(nanotech2016)をご覧ください事例|ビーズ処理初めての粉体Aについて処理検討
<事前の情報>
目標粒子径 | D50:100nm |
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処理前粒子径 | D50:数μm |
配合 | 分散剤・溶媒は決定済み 濃度は未定 |
STEP1
粉砕 or 解砕の見極め
100nmという数値からおそらくは 凝集体の解砕 と予測
STEP2
ビーズ径の選定
処理前粒子には、極端に大きな粗大粒子も無い。目標の1000倍だとするとφ0.1mmなので、それを基準にφ0.05、φ0.1、φ0.3の3種を選定
STEP3
濃度の決定
10wt%スラリーを調製したが、粘度は50mPa・s以下なので、選定したビーズ径も有効だろう。
出来る限り濃度は上げたいが、まずは10wt%で100nm到達可能かを見極め、後々濃度アップを検討しよう。
STEP4
周速(回転数)の設定
まずは装置基準の回転数で処理してみよう。(事前に装置回転数を「低速・標準・高速」と分類する)
~バッチ式の場合はここまでで条件検討終了~