第32回 農薬製剤・施用法シンポジウム|ビーズミルによる効率的な農薬分散①

ビーズミルとは
ビーズが充填された粉砕室にスラリーを供給し、ディスクの回転で撹拌を行い、粉体をサブミクロン・ナノオーダーまで微粒子化する機械。
横型ビーズミルの優位性
•構造がシンプルなためメンテナンス性が良好。
•竪型よりビーズ充填率が高いため処理が速い。
•大きな起動トルクが不要なためジルコニアビーズ使用可能。
•ピン付きディスクで低周速で効率よく分散可能。摩耗・発熱が少ない。
•発熱対策として内筒材質に金属並みに熱伝導率が高いジルコニア強化アルミナ(ZTA)を採用。
•発泡性スラリー、高粘度スラリーに最適。
ジルコニアビーズの優位性:40%処理時間削減
•スラリー(CaCO3)処理時ガラスビーズに比べて圧倒的に優位。
 •摩耗による処理効率低下を防止できる。
 •ビーズの交換頻度を少なくできる
ジルコニアビーズの優位性:摩耗1/30
ジルコニアビーズの優位性:コスト
両メディアの違いを比で表すと| ガラス:ジルコニア | |
| ビーズコスト | 15:1 | 
| 摩耗量 | 1:30 | 
| 処理時間 | 6:10 | 
| 電流値 | 10:9 | 

| ジルコニアビーズ使用によって | 
まとめ
1、横型ビーズミルの優位性
・メンテナンス性良好
・ビーズ充填率大
・ジルコニアビーズ使用可
2、ジルコニアビーズの優位性
・耐摩耗性
・処理効率
・コスト









