第37回 農薬製剤・施用法シンポジウム|粗大粒子を含む農薬スラリーのビーズミル粉砕
農薬を処理する
農薬原体
⇒ 粗大粒子を含むことが多い
- 粉砕しきれず、粗大粒子が残留しやすい
- ビーズミルが閉塞しやすい
重要 ①ビーズ径の選定 ②吐出流量の選定 |
ビーズ径の選定
Fig.1 Grinding of Calcium Carbonate Slurry Containing Coarse Particles
粗大粒子を含む炭酸カルシウムスラリーの粉砕
Beadsmill | NVM-03 |
Beadsmill volume | 310mL |
Material | CaCO3 |
Solvent | Water |
Slurry conc | 50wt% |
Disk speed | 7m/s |
Beads | ZrO2 φ0.5 , 2.0mm |
Flow rate | 150mL/min |
Pass times | 5Pass |
Before grinding | D50:9.643μm D99:565.0μm |
処理前の粗大粒子を考慮してビーズ径を選ぶ
吐出流量の選定
Fig. 2 Comparison of Particle size D99 by difference of flow rate in each passes
吐出流量の違いによる各パスのD99の比較
Beadsmill | NVM-03 |
Beadsmill volume | 310mL |
Material | CaCO3 |
Solvent | Water |
Slurry conc | 50wt% |
Disk speed | 6m/s |
Beads | Glass φ1.0~1.4mm |
Flow rate | 150mL/min |
Before grinding | D50 : 30.35μm D99 : 86.33μm |
運転初期では吐出流量が多いとD99の減少が緩やか
ビーズ分離機構、目開きの大きさによっては目詰まりの可能性がある
運転初期で圧力異常や閉塞のリスクが発生
まとめ
粗大粒子を含むスラリーを粉砕する場合は、
処理前の粗大粒子を正しく把握して、ビーズ径・吐出流量を選定することが重要
粗大粒子に強いビーズミルを選定することで 広い条件設定・安全運転が可能になる |
粗大粒子に強いアイメックスのNVM
PC 2列
NVMのソリューション1|高性能ギャップ式セパレーター
”セルフクリーニング機構で目詰まりに強い”
スリットの隙間はビーズの1/3。
スリットが回転しているので、固着による目詰まりはありません。
NVMのソリューション2|アイメックス独自のピン付ディスク
”低周速でも高効率で粉砕できるため、発熱が抑えられる”
粉砕室内を効率良く「乱流状態」とすることで、高効率粉砕を可能とするディスクです。AIMEXが最初に開発し、特に「低周速時」に優位性を発揮します。