ナノ分散まとめ~スラリー配合・ビーズ径・周速~
スラリー配合
<固形分濃度>
50nm以下を狙う場合、20wt%以下で検討することが多い。
10wt%前後からの検討が望ましい。
<分散剤>
pH調整だけでは不十分で、分散剤添加が必要な場合が多い(濃厚系)。
ナノ分散になるほど、必要な分散剤量も増える。
ビーズ径
小径ビーズ(Φ0.1mm以下)が基本。
ただし、粘度は100mPa・s以下が好ましい(粘度は低いほど◎)
それ以上の粘度域の場合、Φ0.2mm以上の使用を検討する。
ただし、粘度は100mPa・s以下が好ましい(粘度は低いほど◎)
それ以上の粘度域の場合、Φ0.2mm以上の使用を検討する。
周速
一般的には低周速(10m/s以下)であるが、スラリーにあわせて変化。
粗大粒子(大きな凝集体)、凝集力が強いなどの場合は周速を高める。
周速を上げることで再凝集が発生した場合は、ビーズ量を調整する。
あるいは、大径ビーズへシフトし周速を下げる。
粗大粒子(大きな凝集体)、凝集力が強いなどの場合は周速を高める。
周速を上げることで再凝集が発生した場合は、ビーズ量を調整する。
あるいは、大径ビーズへシフトし周速を下げる。
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