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ビーズミルの処理条件を調整しよう

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ビーズミルの処理条件を調整しよう

まず、ビーズミルの処理条件を考えるにあたり、2つのキーワード「強度」・「頻度」をおさえておきましょう。
条件調整の考え方としては、
「頻度:分散・粉砕処理の確率。ビーズから受ける仕事の量」
「強度:ビーズから受けるエネルギー。ビーズから受ける仕事の質」
この2つの組み合わせで結果が決まります。充分な「強度」を確保した上で「頻度」を増やせれば、効率が向上します。

詳しくは、こちらを参照してください。1-7.諸因子~ビーズミルの処理は強度と頻度で決まる~

ビーズミルの処理の難しさは、1つの条件変更がほぼ全てのパラメーターに影響するところです。かつ、それぞれのファクターが「頻度」「強度」どちらにも影響する所が一番難関です。多くの場合、ある条件変更が結果に与える影響を考慮して、複数条件の調整が必要なケースが多くなります。そしてその度合いが処理物によってことなります。

以下にビーズミル処理をする際、調整できる因子と、結果として現れてくるパラメーターを示します。
「強度・頻度」は文字の大きさが大きい方が主に影響するという点を表しています。

調整できる因子とパラメーター

例えば固形分濃度を上げた場合、粘度が上昇するのでそれに合わせてビーズ径を大きくすることが必要になるかもしれません。更には、発熱を抑制するために周速も下げる、というように、1つのパラメーター調整だけでは上手くいかないことが多いので、第2・第3の手が必要になってきます。

充分な「強度」を確保し、かつどれだけ「頻度」を増やせるかがポイントですが、過度な強度は悪影響になることもあるので注意が必要です。

>次の記事「2-5.ビーズミル初検討の実際例」
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