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技術情報

低温・凍結粉砕ビーズミルLNM

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低温・凍結粉砕ビーズミルLNM

低温凍結粉砕ビーズミルとは

■ 従来のビーズミル
従来のビーズミル
■ 低温・凍結粉砕ビーズミルLNM
低温・凍結粉砕ビーズミルの仕組み

従来の湿式ビーズミルは、溶媒(水や有機溶媒)に粉体をいれてスラリー化してその中にビーズをいれて撹拌するものになります。回収物は基本的にはスラリーとなります。

弊社の低温粉砕では溶媒を水から液体窒素にビーズをドライアイスビーズに置き換えることで、粉砕時は液体状態の超低温の窒素雰囲気で粉砕します。さらに粉砕後は溶媒もビーズも気化、昇華するので回収物は粉の状態になります。
つまり、湿式のビーズミルの微粒子化性能を持ちながら乾式の粉体を得ることが出来ます。 ビーズミルのビーズのコンタミが嫌というお客様でもドライアイスビーズならばコンタミフリーで粉砕することができます。


低温・凍結粉砕ビーズミルLNMのメリット

低温・凍結粉砕ビーズミル
■原理はビーズミル=優れた微粒子化性能
■粉砕後はパウダー回収
■ドライアイスビーズ使用でクリーン粉砕
(コンタミフリー)
■-196℃で熱変性防止・脆性破壊
■凝集物をソフトに解砕
■完全窒素(不活性)環境中での粉砕
■飛散・分離の改善
⇒液体という限られた空間に粉を留める
⇒設備環境に対してクリーン・高効率処理
LNMのラインナップ

運転の仕組み

LNM運転フロー
LNM仕組み

常時気化していく液体窒素は重量管理し、自動運転することが可能です。まずミル本体内に設置してある赤枠の後ろにあるサーバータンク内に使用する液体窒素を充てんします。こちらは液面で管理します。
その後弊社独自のポンプでミル処理室内、ここでは赤枠で囲みましたベッセル、シャフト、ディスク、モーターケースといったミルすべてを重量で記録し気化した分の液体窒素を適時送り込みしていくミルになります。


長時間運転の様子

長時間運転時の様子

試作機では超低温化のため、霜が付いて重量管理が難しかったですが、実機では真空容器を使用することで霜の付きを低減できました。

まとめ

■原理はビーズミル=優れた微粒子化性能
■粉砕後はパウダー回収
■ドライアイスビーズ使用でクリーン粉砕
(コンタミフリー)
■-196℃で熱変性防止・脆性破壊
■凝集物をソフトに解砕
■完全窒素(不活性)環境中での粉砕
■飛散・分離の改善
⇒液体という限られた空間に粉を留める
⇒設備環境に対してクリーン・高効率処理
■樹脂の粉砕
■難溶性薬物の溶出性向上
■乾式で無機物の粉砕

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