難粉砕物に・液体窒素中での超低温粉砕処理|低温・凍結粉砕ビーズミル
低温・凍結粉砕ビーズミル LNM型

液体窒素で冷凍粉砕処理し「乾式」でナノ粒子生成が可能。 ドライアイスビーズでコンタミ大幅低減。
2018年世界発信コンペティション
特別賞 受賞製品
特長
No.1
液体窒素中での粉砕
不活性環境中での粉砕により、酸化を防止できます。
No.2
脆性破壊
難粉砕物(樹脂など)も粉砕できます。
No.3
乾燥工程の省略化
処理後の回収物はパウダーなので、乾燥工程を省略することができます。
No.4
低コンタミネーション
ドライアイスビーズ使用で、コンタミネーションを抑えることができます。

運転の様子
処理事例
従来のビーズミルでは弾力のあるものは粉砕が難しかったのですが、-196℃の極低温下での粉砕により、プラスチックや樹脂などの難粉砕物質の粉砕が可能になりました。
処理物 | ポリオレフィン(合成樹脂) |
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ディスク周速 | 7.2m/s |
ビーズ | φ1.0mm ジルコニア |
処理量 | 6g |


金属の解砕・混合
扁遍化させることなく凝集体を解砕。 コンタミレスで均一混合、回収物はパウダー。被粉砕物 | 金属 |
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ビーズ | ドライアイスビーズ300mL |
周速 | 12.0m/s |


医薬品の粉砕(フェニトイン)
難溶解性原薬(API)を微粒子化することで、吸収性向上、原料の少量化、副作用リスクの軽減などもメリットが得られます。原薬の微細化は、DDS(ドラッグデリバリーシステム)への応用も期待できます。


※ この情報はPHARM TECH JAPAN 2014年6月号[Vol.30 No.7] 『【製剤と粒子設計】超低温ナノ粉砕新規コンタミレス粉砕技術の医薬品開発への応用』に掲載されています。
用途
樹脂、医薬品、電池材料など
仕様
ベッセル容量 | 800ml |
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処理容量 | 10~400g程度 |
周速 | 11.0m/s |
対応ビーズ径 | ドライアイスビーズ or ジルコニアビーズ φ5.0mm以下 |
※本仕様は改良等の理由で、予告なく変更する事があります。
※操作盤、中継端子接続箱は、仕様決定後に寸法が確定されます。