nanotech2014【3】粉砕事例と将来の展望
粉砕事例(医薬品、塩、樹脂、Si)
液体窒素ビーズミルによるフェニトインの粉砕
粒子径
シングルミクロン以下~ナノ領域への微粒化を実現
混合均一性
フェニトインと添加剤(PVP)を均一処理
結晶性1
ジェットミルより液体窒素ミルが維持に貢献する結果となった。(X線構造評価)
結晶性2
処理前と変化のない結果となった。(融点評価)
溶出性
ジェットミル粉砕に比べ液体窒素ビーズミル粉砕品が優位
液体窒素ミルによる樹脂のシングルミクロンへの微粒子化
酸化抑制しつつ、液体窒素ビーズミルにより金属ケイ素の粉砕
食品(食塩)のクリーン粉砕
金属+添加物の解砕と混合~扁平化の防止と混合均一性~
・扁平化させることなく凝集体を解砕
・コンタミレスで混合均一
・回収物はパウダー
・ドライアイスビーズで90min処理
将来の展望
・スケールアップ・連続式への展開
・仕込~粉体回収までのシステム化
・封じ込め
まとめ
- LNMは、ナノテク主要機種のビーズミルの技術を活用⇒優れた微粒子化性能 & 湿式+乾式を融合したミル
- 回収物はパウダー
- 工程簡略化(乾燥工程簡略化)
- 液体窒素+ドライアイスビーズでクリーン粉砕
- 凝集物をソフトに解砕(ドライアイスビーズ使用時)
- -196℃が保証された温度環境⇒熱変性防止&脆性破壊
- 不活性環境下(窒素パージ)での粉砕