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溶媒と固形分濃度

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溶媒と固形分濃度

溶媒

湿式粉砕は液中で壊れやすくなる性質を利用しています。湿式粉砕では、粉体が溶媒にぬれることが粉砕効果の重要な因子となります。砕料粒子は湿潤によってぬれると、粉砕強度が低下して粉砕効果は好結果となります。湿式粉砕では粉体と溶媒の関係が極めて重要であり、粉砕効果を良好にするためには溶媒の選定が成否を左右します。

固形分濃度

固形分濃度は、固体と液体の混合物を作る時、液体に対する固形分の割合をいいます。濃度の表現には重量表示〔wt%〕と容積表示〔vol%〕があり、固体と液体の混合物では重量表示〔wt%〕、液体同士の混合物では重量表示〔wt%〕、容積表示〔vol%〕のいずれかが用いられます。

wt%の説明

重量表示〔wt%〕によるスラリー容量は、液体の比重によってスラリー容量に差が出ることから、ビーズミルによる処理では供給容量が一定の時は液体の比重差によって処理時間に差が出てきます。
湿式粉砕は乾式粉砕と異なり、液体中の固形分濃度の設定が粉砕効率や粉砕コストに影響します。固形分濃度が低いと処理量が多くなり、固形分濃度が高くなれば処理量が少なくなります。
湿式粉砕においては、それぞれの粉体には固形分濃度と粉砕速度の関係から最適固形分濃度があります。最適固形分濃度の運転が必ずしも低コストになるとは限りません。
湿式粉砕では必ずスラリーの固形分濃度と生産効率が検討されます。そして生産効率の検討はスラリーの固形分濃度と粉砕速度、スラリーの固形分濃度と生産効率に分けて検討しなければなりません。生産効率はスラリー量が影響するのです。

 

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固形分濃度と粉砕速度の関係について

<引用・参考文献>
中山勉:「超微粒子・ナノ粒子をつくる ビーズミル」,工業調査会


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